この世でマインドコントロールのテクニックを最も有効に活用したのはキリスト(教)であろう。その方法は前回述べた1と2の組み合わせによるものである。シンボルがあり、テキスト(物語)があり、皆が集まれる広くて荘厳な場所があり、歌があり、トレーニングされた牧師がおり、伝道師がおり、数々の儀式があり・・。ほぼ完璧なマインドコントロールシステムを創り上げたのである。その点においてキリストはマインドコントロールの神様であると同時にマインドコントロールマーケティングの祖でもある。「信じるものは救われる」とマインドコントロールされ癒されている限り善であり永遠である。
マーケティングはマインドコントロールのテクニックを利用して顧客を掴む方法であるといえる。「心を動かし自発的に行動させる」ためにあの手、この手を繰り出し潜在顧客のマインドをコントロールするのである。善か悪かは使う側次第である。が残念ながらこの世の中は悪の方がはるかに蔓延りやすい。
やらないと商売が成り立たないがやり過ぎもよくない。人の心は騙されやすいようにできている、注意すべきことは私たちが自ら悪の操るマインドコントロールのテクニックに騙されないようにすることだ。CMに有名な女優が使われているからと言ってその化粧品がすばらしいということを意味するものではない。医者が登場し薦めたからといってそのサプリメントの効能が保障されたわけではない。買う私たちが彼らの出演料を払うという仕組に嵌り込んでいるだけのことである。「そんなことは言われなくてもわかっている」と言う人に限って既にマインドコントロールされているもの。
先日クリントイーストウッドの「グラン・トリノ」を見た。決して仰々しいストーリーがあるわけでもなく安作りのシンプルな映画ではあるが・・・それでも十分に感動した。映画はそもそも作られたストーリ。それをわかっていても感動させられ涙が出てくるのである。クリントイーストウッドといえば子供のころから見ているが・・・もしかするとこれが彼の最後の映画になるかもしれない。そう思うから余計に感動したのかもしれない。
すばらしい映画といえば「ショーシャンクの空に」をサイトにアップした。見ていない人は是非ご覧ください。原作者のステファン・キングはシャイニング,グリーンマイル、最近ではミスト等 数々の映画作品があるがキング自身も心が相当病んでいたようだ。昨日のニュースで部屋で倒れていたところをまるで映画のシーンのように発見されたとか。ひどいアル・ドラ中であったらしい。鼻が何の吸いすぎで・・・
⇒ ショーシャンクの空に
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